かぎ針編み スリット・裏側
必要な大きさまで編めたら、マチ部分を編みます。
マチ、漢字で書くと「襠」。ゆとりのことです。
筋編み(畝編みともいう)を2段。
同時に綿の出し入れがしやすいようにスリットも作ります。
筋編みは上から見てVになっている片方、正面から見たら奥になっている方の糸1本だけをすくって編みます。
今回は8目筋編み、スリットに鎖編み6目、残りを筋編みしている。
これは7目まで筋編みしたところ 。
8目目は裏側を見て
これまでと同じ奥1本と●の糸の2本をすくう。
スリットの両脇がしっかりする技です。
正面から見たら、変化なし。
スリット…鎖編みを6目(必要な目数でOK)。
鎖編みの数だけ目を飛ばす。一ヶ所だけ。
ぐるっと、一周編む。
2段目も筋編みで一周編む。
鎖編みのところも同じように
*裏側
糸を切らず、ブロックの両端で減らし目(細編み2目一度)する。
(①①)①①…①(①❶)・(①①)①①…①(①❶)・…
2目一度というのは、次の目とその次の目から、糸を引き出し、
針に掛かっている3つの輪の中を一度に引き抜くこと。
1目減ることになる。
2目一度からスタート。
マーカーの1目手前まで細編み。
マーカーを外して、ニ目一度。
ニ目一度した目にマーカーを付ける。
残りのブロックも2目一度を両端でする。
次の段も同じように。
減らし方(マーカーをつける場所)を間違えなければ、ほぼまっすぐな筋が三本中心に向かってできる。
一周10目前後になるまで減らす。
糸を15センチ程残して切る。
針に掛かっている輪を引っ張って糸を引き抜く。
穴をとじる…糸の先にとじ針をつけ、上から見てVの手前の糸を向こうから手前に向けてすくう。
向こうから手前へ。巻きかがりの要領
よくわかるように別糸にしています
キュッと絞る。
糸を裏に通して一周くぐらせる。
綿を入れる。
綿は大きく取り細かくちぎらず、少しずつ入れる。
鎖編み…落下やズレ防止用に。70目くらい。
完成
表面に反時計回りのゆるいカーブが浮かぶ